交通事故

フェード現象対策はエンジンブレーキとサイドブレーキだ!

フェード現象って?対策や予防は?起きたらどうすれば?

この記事は6分で読めます

はつ子さん
観光バスの横転事故のニュースで「フェード現象」って聞いたんだけど・・・
柴タロー
山道で起きた事故だね。まだ原因は調査中だけど(2022年10月14日現在)、フェード現象が原因じゃないかって言われてるね
はつ子さん
フェード現象ってなに?バスとかトラックだから起きるの?
柴タロー
いや!バスやトラックだけの現象じゃなく、すべての車で起こりうるトラブルだよ!
じゃあ今日はフェード現象について分かりやすく解説するね

この記事でわかること

フェード現象とはなにか?
起きないようにするにはどうすればいいのか?
起きたらどうしたらいいのか?

先にぶっちゃけ

ブレーキをかけすぎると、ブレーキが利かなくなる現象のこと。
起きないようにするには、そもそもスピードをあまり出しすぎないこととエンジンブレーキを使うこと。
起きてしまったらサイドブレーキで車を止めること
それでも止まらなかったら安全な障害物にわざと車をぶつけて止めること

フェード現象はブレーキの踏みすぎが原因でブレーキが全く効かなくなる現象

ブレーキ,フットブレーキ,

車のブレーキは、回転しているホイール裏の部品にブレーキの部品を押し付けることでスピードを落とします。

自転車のブレーキと同じ原理ってこと?
柴タロー
そうそう!

タイヤを外した後にあるブレーキの部品。
この金属に別のブレーキ部品を押し当ててスピードを落とすしくみ

まさつによるブレーキなので、この仕組みだとどうしても「まさつ熱」が発生します。

はつ子さん
そりゃそうだよね

ブレーキを踏み続けすぎることで、この熱の温度がどんどん上がっていきます。ブレーキパッドには許容できる熱の限界があり、この限界を超えるとブレーキとしての機能が格段に落ちてしまいます。こうなるとブレーキを踏んでもきかないという状態になってしまうのです。

はつ子さん
めちゃくちゃ怖いじゃん!スピード落としたくてブレーキ踏むのにきかなくなるなんて、本末転倒じゃないの!どうしたらいいの!?
柴タロー
落ち着いて落ち着いて~ちゃんとすべての車でできる対策はあるから

フェード現象が起きないようにする3つの方法

3つの方法,

フェード現象は現在では「起きにくいように進化」しています。しかし「絶対に起きないように」は現時点ではできていません。だからこそフェード現象が起きないように気を付けることはできるので覚えておきましょう。

そもそも山道や坂の多いところを運転しないのもひとつの方法

山道,カーブ,

とくに山道の下りは、運転の難易度が以下の理由から非常に高いです。

ポイント

  • 何もしなくてもスピードが出てしまう
  • カーブが多い
  • 道がせまい
  • 観光地にある山はホリデードライバーも多く事故につながりやすい

はてな

ホリデードライバーとは?

普段運転することがなく、遊びに行く時だけ運転する人のことをホリデードライバー(直訳:休日運転手)と言います。普段運転をしないため、また観光で訪れている場合に景色や車内での会話などに気を取られて事故につながるケースが多いと言われています。

柴タロー
事実、普段よく運転する僕も山道の下りは一番難易度が高いと強く感じているよ

難易度の高い道の運転をそもそもやらないというのも、十分対策の一つと言えます。

確かにあたしも怖いからって高速道路を運転することはしないようにしてるなあ。それと同じってことだよねぇ

スピードをあまり出さない

スピード落とせ,減速,速度落とせ,スロー,

スピードを上げることをあまりしないようにしましょう。下りの道ではどうしてもスピードは出てしまうと思いますが、オートマチックの車であればアクセルを踏まなければそもそもあまりスピードが出ないようになっています。

ブレーキではなくエンジンブレーキを多用しよう

シフトレバー,ギアチェンジ,

はつ子さん
スピードを出さないのも確かに対策だけど、うしろから車が来てたら迷惑にならない?ある程度はスピードを上げることが必要な時だってあるんじゃない?上り坂の時だってあるんだしさ
柴タロー
そうだね。だからエンジンブレーキを使ってスピードを落とすのがフェード現象の一番の対策だね

車には足で踏んでスピードを落とすブレーキ(フットブレーキ)以外にもブレーキ機能があります。それがエンジンブレーキです。

はつ子さん
エンジンブレーキってなんだっけ?自動車学校で習った気もするけど・・・

構造や仕組みを飛ばして分かりやすく言うと、フットブレーキがタイヤのホイールできかせるブレーキならエンジン部分できかせるブレーキがエンジンブレーキです。エンジンできくのでホイールでのまさつ熱は起きず、フェード現象にもつながりません。

へーいいじゃない。で、どうやってエンジンブレーキつかうの?
柴タロー
大きく2つあるよ

  1. アクセルから足を放す
  2. スピードを落としたいときにシフトレバー(ギア)で「3」や「2」や「L」に入れる(※オートマチック車の場合)

1に関しては一応これもエンジンブレーキなんだ。でもエンジンブレーキと言えば2を指すことがほとんどだね

はつ子さん
シフトレバーの「3」や「2」や「L」ってこれのこと?

シフトレバー,ギア,ギアチェンジ,オートマ,

柴タロー
そうそれ!スピードを落としたいときにその画像のシフトレバーなら「L」にするとフットブレーキを踏まなくてもスピードがぐぐっと落ちるよ。十分スピードが落ちたなーと思ったら再度「D」にしていいし、スピードが出てきたらまた「L」にしてもOK

それでもフェード現象が起きたらサイドブレーキを使おう

はつ子さん
起きないようにする方法は分かったけど、それでも起きちゃったらどうしたらいいの?
柴タロー
フェード現象が起きちゃったらそれはもう危険な状態だから、すぐに車を止めたいよね?その時はサイドブレーキで車を止めよう!

サイドブレーキは普段は車を止めて降りるときにしか使わないと思っている人も多いと思います。しかし「サイドブレーキ」という名前からわかるように、ブレーキの一つなのでフェード現象などの緊急時にはブレーキとして使うことが可能です。

柴タロー
具体的な手順で言うと以下のようにするのがいいよ

  1. フェード現象が起きてしまった!
  2. シフトレバーを「L」や「2」にしてエンジンブレーキをかけできるだけスピードを落とす
  3. シフトレバーを「N」(ニュートラル)にする
  4. サイドブレーキをかける
  5. 車が止まる

はつ子さん
2シフトレバーを「N」(ニュートラル)にするっていうのはなんで?
柴タロー
通常、走るときの「D」(ドライブ)とかエンジンブレーキがきく「L」とか「2」のままだとアクセルを踏まなくても車が前に進んじゃうんだ。あくまで車を走らせるためのきのうだから。
だから「N」(ニュートラル)にして車を進まないようにすれば止まりやすいってわけなんだ。
はつ子さん
え~でもフェード現象が起きてる緊急事態に、そんなこと覚えてられるかなあ・・・
柴タロー
それならいきなりサイドブレーキでもいいよ!「D」(ドライブ)のままでもサイドブレーキはかけられるし、どうすればいいんだっけ!?ってパニックになるくらいなら、サイドブレーキをかけて早くスピードを落とすほうが優先だからね!

自信のない人は以下の手順でもOKです

  1. フェード現象が起きてしまった!
  2. サイドブレーキをかける
  3. 車が止まる

サイドブレーキだけで止まらないときはわざと車をぶつけるしかない!大事故よりはマシ!

柴タロー
あまりにもスピードが出すぎていたらサイドブレーキでは止まらない時があるから、その時は障害物に車をぶつけてでも車を止めよう!電柱がおすすめだよ!
はつ子さん
ええ!?車をぶつけて止めるだなんて怖くてできないよ!そんなことまでしなきゃいけないの!?

フェード現象が起きてサイドブレーキで車を止めようとしても、その時にスピードがかなり出てしまっているとサイドブレーキだけでは止まれないことがあります。ただしそれでも減速はできます。でできるだけ減速し、電柱やガードレールなどの障害物にわざと車をぶつけてでも車を止めましょう。車に傷は大きくつきますが、それでもスピードが落ちずに大事故につながるくらいなら必要なことです。

柴タロー
怖いのはすごく分かるよ。僕だってわざとぶつけて止めた経験はない。でもフェード現象が起きて止まることができなかったら自分やほかの誰かを最悪な事態にさせてしまうんだ。それと比べたら車に大きな傷がつくくらいなんてことないことだよ。車に傷がつくことと、大事故を起こすのどっちがいい?
はつ子さん
くぅぅぅぅぅ・・・!確かにそうだねえ・・・

ココがポイント

この方法はそれでも危険が伴うやり方なので本当に最後の手段です。

あくまでフェード現象としては「起きたらどうするか」ではなく「起きないようにする」ことが一番の対策です。エンジンブレーキの使い方を山道ではなくても、街の中の下り坂や高速道路などで普段から使って使い慣れておきましょう。体に覚えさせておくことはいざという時にパニックにならないための大きな対策です。

フェード現象発生後は30分くらい車を休ませて熱を冷まそう

はつ子さん
あーよかった。怖い話もあったけど、これでフェード現象が起きても安心だ~
サイドブレーキで車を安全に止めることができたらまたドライブの再開だね!
柴タロー
ちょっとまった~フェード現象が起きて車を安全に止めることができても、すぐに車を再出発させちゃだめだよ~

フェード現象が起きた場合、車を止めることができても30分ほどは車を休ませましょう。ブレーキの踏みすぎで熱くなりすぎたブレーキ部品の熱を冷ますためです。冷めたらブレーキの機能は復活します。心配な人はそのあとフェード現象が起きてしまったことを伝えて点検を受けるのもいいでしょう。

まとめ

ポイント

  • フットブレーキを使いすぎるとブレーキの部品が熱を持ってブレーキがきかなくなる
  • フェード現象が起きないように以下3つを守ろう

山道や下り坂の多い道を走らない

スピードを出しすぎない

エンジンブレーキを多用する

  • フェード現象が起きてしまったらサイドブレーキで車を止めよう
  • それでも止まらなかったら電柱などにわざと車をぶつけて車を止めよう
  • フェード現象が起きてしまったら止まったあと車を30分以上休ませよう

>> 交通事故をもっと見る

友だち追加 ブログでは書けない情報や新しい記事の予告をLINEでお知らせしてます!ぜひお友だち登録をよろしくお願いします!

-交通事故
-, , , , ,

© 2022 くるわか Powered by AFFINGER5